強制早期羽化メス・オオクワガタ大型作成

オオクワガタ大型作成
非常に重要となるのは血統です、いくら幼虫の飼育環境がよくても大型遺伝子をもっていない個体では大型にはなりません。
また、血統が良くても飼育環境が悪ければ、せっかくの大型遺伝子のポテンシャルを発揮する事もできません。
大型遺伝子を引き継いだ幼虫をより良い環境で飼育し最大限に大型となる潜在的能力を引き出してあげる事が大切となります。
より良い環境とは、温度、湿度、菌糸ボトルの交換タイミングなど。。。
オオクワガタの大きさを求めず、繁殖を目的とするのであれば初心者のかたでも簡単に楽しむ事ができるクワガタです。

強制早期羽化
メス の強制早期羽化についてですが、
一般的に強制早期羽化(初令から4ヶ月~5ヶ月で羽化)メスを種親にする事により大型の作成率が上がります。
早期羽化させるには、1本目は通常の菌糸ボトルで飼育し2本目にマット飼育に切り替え管理温度を30℃~35℃の環境で飼育します。
蛹室を作り出した事を確認したボトルを24℃~26℃環境に戻します。

強制早期羽化メスを種親にする事により何故大型化するのか?
この問いにはっきりとした理由をお答えすることは出来ませんが、
ここで興味ある研究を目にしました。
その研究とは昆虫(オオクワガタ)ではなく線虫がモデルとなっているため
昆虫(オオクワガタ)に当てはまるかどうかはわかりませんが、以下の内容です。
【獲得形質は遺伝する?
※親世代で受けた環境ストレスが子孫の生存率を高める ※
親世代にストレスを与えることで獲得されるホルミシス効果
(ストレス耐性の上昇や寿命の延長)が次世代にわたって子孫へと引き継がれることを発見 】
上記の研究内容を自分なりに考察すると
強制早期羽化を作成するさい幼虫にとっては計り知れない程の劣悪な環境でストレスを受けながら羽化します。
その子孫に ホルミシス効果が継承されるのであれば次世代の幼虫が
ストレス耐性の上昇により 大型化する理由として納得がいきます。
幼虫にとって菌糸ボトルの交換はストレスでしかありません。
環境変化によるストレス 、酸欠による暴れは別です。
幼虫にストレスを与えず飼育する事で体重を落とさず大型化する事は確かです。

強制早期羽化を種親にする事で次世代の個体が大型化しやすい事実は
当方を含め多くの大型オオクワガタ ブリーダー達が体験してる 事実です。


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